実はグルテン不耐症だったジョコビッチ
ジョコビッチがまだ第2集団でもがいていた頃、幾度となく試合中に異変が起きた。
満足に息が出来ず、何かが喉にこみあげてくる、そして胸全体を締め付けられる症状。
その様子を見ていた人は、ジョコビッチを調整不足・喘息・アレルギー持ちと決めつけていた。
ただ一人、セルビアのセトジェヴィッチ博士(栄養学の専門家)だけは見抜いた。
ジョコビッチはグルテン不耐症だと。
そのアドバイスを素直に聞き入れ、小麦製品を口にしなくなった途端にジョコビッチの快進撃が始まった。
いままでの体調不良が嘘のようになくなり、テニス界の世界王者へあっという間に駆け上った。
ちなみにジョコビッチの実家はピザ屋さん(笑)。
血糖値を高くする食べ物に対する警告
ジョコビッチはグルテンフリーを実践したことによって、「脳内の霧が消え去った」と表現している。
そしてこの本の中で大事な要素の1つである血糖値について触れている。
第4章の「あなたの動きと思考を邪魔するもの」から引用して紹介する。
血糖値を1日中安定したレベルに保っているという事だ。そのために、血糖値を急上昇させるグルコースを排除した食事を続けているのだ。血糖値を急上昇させてインシュリン(グルコースを調整するホルモン)を乱高下させる食べ物を取り除くことにより、健康状態がいくつかの面で確実に良くなる。
そして、血糖値を急上昇させる危険な食べ物について警告している。
- キャンディ
- アイスクリーム
- はちみつ
- クッキー
糖分の多いこれらの食べ物は容易に想像できる。
「それ以上に血糖値を上げてしまう食べ物が小麦だから注意しろ!」
という事を強く訴えている。
小麦(グルテン)は食べ物の至るところに隠れている
続いてジョコビッチは、現代食はありとあらゆるところにグルテンが含まれており、どんなに気を付けても体に入り込んでくると嘆いている。
それもそのはずで、ミートボールやソーセージといった肉の詰め物・味噌、醤油、クリームソースといった調味料・チーズ・デザート・お菓子に至るまでグルテンは使われている。
これだけのリストを見せられると、諦めてしまう人もいるだろう。
そんな人への簡単なアドバイス。
それは人工的に加工されている食材を絶てばよいという事。
つまり元来の肉・卵・野菜・果物は大丈夫。
自炊するしかないけど。。。
一般的な食生活を送っていくうえで、完全除去はほぼ無理。
だから、知識としては十分に意識した上で、なるべく加工食品は避けるという方法が現実的。
あともうひとつの手段として、血糖値を下げるサプリを併用すると良いかもしれません。
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